今回は、『ポイントアンドフィギュア(P&F)』を紹介したいと思います。
このP&Fは3本新値足やカギ足に代表される
不規則時系列罫線のひとつで、
主に「〇」と「×」で表示、
売買判断を行うチャートであり、
これを常用している
欧米のテクニカルアナリストやファンドマネージャーも多いそうです。
見方としては…
@チャート・パターンによる売買信号
(パターン分析)
Aトレンドによる長期傾向の把握
(トレンド分析)
Bカウンティングによる目標値の算出
(カウンティング分析)
などのように、極めて多彩であり、
株価の最終判断はこれら3つを総合して行うことになります。
作成方法は次の通り
ポイント(=価格変動幅のこと、ボックスとも言う)の単位を決めます。
| 株価(終値) |
1ポイントの単位 |
| 〜10円 |
2.5円 |
| 100〜200円 |
5円 |
| 200〜1,000円 |
10円 |
| 1,000〜5,000円 |
20円 |
| 5,000〜10,000円 |
100円 |
| 10,000〜50,000円 |
200円 |
| 50,000〜100,000円 |
1000円 |
| 100,000〜500,000円 |
2000円 |
| 500,000〜1,000,000円 |
10000円 |
| 1,000,000〜5,000,000円 |
20000円 |
| 5,000,000〜円 |
100000円 |
株価が上昇したときは「×」、下落したときには「〇」で表示します。
それぞれの行は上昇あるいは下降の一方だけを示し、
「×」と「〇」は同じ行には記入しません。
価格が方向転換した時は、右に一行移動して記入します。
そのため「×」と「〇」は一列おきに現われることになります。
「×」と「〇」は一行に必ず3つ以上記入します。
つまり価格の方向転換には、
価格水準に応じた3ポイント以上の価格変動
(スリー・ポイント・リバーサル)が必要です。
株価は終値を採用します。
次回は、実際に銘柄を使ってご説明することに致します。
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